中絶後、どんな気持ちになるのかな?
世界中で何千万人もの女性たちが中絶を受けていますが、中絶後に心理学的な問題が生じた例はありません。最もよく報告される感情はほっとした気持ちです。 中絶直後の1週間は妊娠ホルモンがまだ体内に残っているため、安堵、悲しみあるいは喜びなどの様々な感情を味わうかもしれません。 そうした感情が湧いた時には、誰かに話をすることが大切です。 39
たいていの女性はそうした感情に対処することができており、友人や家族の支えがあればなおさらです。 たいていの女性にとって、否定的な感情が長く続くことはありません。 なかには自分が受けた中絶との折り合いをつけるのが人より難しいこともあり、特に人生において困難な立場に立たされている女性の場合はそうなりがちです。 たいていの女性は自分の決断を静かに受け入れ、自分にとって、家族にとって、自分の未来の希望や夢のために、それが最良の決断だったと分かっています。
数多くの文化において、性関係をもつ女性や望まない妊娠をした女性は、自分を恥じて罪悪感を抱くはずだと期待されているものだと覚えておくことが重要です。 そうした期待は女性自身に影響を及ぼします。 社会の期待に背くことは常に難しいものです。 ウィミン・ヘルプ・ウィミン〔WHW〕は、女性自身の強さを信じており、女性は自分自身のために最良の決断を下せるはずだと信頼しています。 一人一人の女性の決断について良し悪しを判断できるのは、当人以外に誰もいないのです。