血液型がRh陰性(Rh-)です
人間にはさまざまな血液型があります。ほとんどの人はRh陽性(Rh+)と呼ばれるタイプです。
妊娠した女性がRh陰性で、胎児がRh陽性である場合、血液型不適合が生じます。Rh陽性の胎児の血液がRh陰性の女性の血流に流れ込むと、女性の免疫系が胎児の赤血球を異物とみなし、抗体を作り出します。そのため、今後の妊娠に問題が生じることがあります。22
妊娠63日(9週)までの妊娠早期は、血液型不適合の問題が生じることはありません。この場合、女性と胎児のRhタイプが違っていても、注射をしたり、治療を受けたりする必要は全くありません。 1
妊娠9週を超えていて自分がRh陰性だと分かっている女性は、血液型不適合を予防するために、ミフェプリストンとミソプロストールを服用する当日あるいは遅くとも中絶開始から72時間以内に、抗D免疫グロブリン剤を注射しておきましょう。22