ミフェプリストンをのんだら、ミソプロストールをどのように服用すればいいの?

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頬の内側で溶かす方法:

ミフェプリストンを服用してから24時間経ったら、頬の内側(頬と歯ぐきのあいだ)にミソプロストールを入れてそのまま溶かし、30分経ったら口内に残っているものをのみこみます。

錠剤を頬の内側で溶かすことをお勧めします。そうすることで、舌下(べろの下)で溶かすのに比べて副作用(危険、嘔吐、下痢、腹痛)の影響が弱まります。

ただし、ミソプロストールはそれ以外の方法でも服用できます:

ミソプロストールの服用方法としては、頬の内側〔歯ぐきと頬のあいだ〕、舌下(べろの下)、経膣(膣の内側)で溶かすのが非常に有効です。ミソプロストールを経口服用しても(錠剤をのみこんでも)あまり効果がありません 26  胃腸で消化してしまうと、この薬はあまり効かなくなります。

ミソプロストールは、頬の内側、舌下、膣内に入れることで粘膜から成分が直接血中に吸収されます。 ただし膣内に薬を入れる場合は医師の監視が必要になる場合があり、また舌下の場合は吐き気や消化器系の問題が生じることがあるため、頬の内側で溶かす方法が最も推奨されています。

  • 舌下に入れる方法: 錠剤を舌の下側に入れて30分経ったらのみこんでください;
  • 膣内に入れる方法:錠剤を膣内のできるだけ奥の子宮頸部〔膣と子宮を結んでいる細い管の部分〕まで挿入します(錠剤を挿入する前に手をきれいに洗ってくださ)。薬を挿入したら30分間横になったままにしてください。そうすることで、錠剤が吸収され、こぼれ落ちなくなります。

何らかの事情で女性が膣内に薬を入れることにした場合には、自己中絶はほとんどの国で違法とされているという事実と、膣内に入れた錠剤がすっかり吸収されるまで最大4日間かかるということをきちんと理解しておいてください。合併症が生じて医師の診察を受けるか、あるいは病院に行くことにした場合には、事前に膣内に残った薬を取り除いておきましょう。そうしないと、法的な問題に直面する可能性があります。 信頼できる医師がいない場合には、流産したようだと言って診療を受けましょう。自然流産と薬による中絶の症状は、全く見分けがつかないからです。