いつ薬を服用するかを計画し、万が一のときに頼れる医療機関を見つけておきます

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きちんと計画を立てることが重要です。薬による中絶のリスクは非常に低いとはいえ、できるだけ自分一人で行わないようにしましょう。パートナーや親しい友人、家族などに一緒にいてもらうのです。そうすることで、合併症の徴候があらわれた時の助けになり、精神的な支えにもなってもらえます。さらに、出血が始まったときに快適でいられる場所や、仕事など他にやらなければいけないことから解放され、自分自身のことに集中できる最良のタイミングや日程も考えておいてください。  痛み止め(イブプロフェンがお勧めです)や、中絶薬を き出してしまう のが心配なら吐き気止めも購入しておくかどうかを決めておくことも重要です。

最も近い医療機関はどこにあり、万が一の時にどうやってそこに辿りつけるのかも確認しておきましょう。

合併症のリスクは低く(100人の女性の内25人)、 11 救急医療(大量出血の場合は必要)が必要になるおそれはさらに低くなります(2000人の女性のうち1人)。1,15  ただし、できるだけ安全に行うためには、緊急事態や合併症が生じたときに備えて、中絶の進行中はできるだけ医療機関の近くにいることが重要です。  医療機関から遠く離れたところに住んでいる女性の場合、できるだけ12時間以内に医療機関に行けるような場所で薬を服用するようにしてください。医療機関に行くための交通手段(自家用車、タクシー、緊急の場合には救急車など)も考えておきましょう。

可能であれば、流産をしかけている女性が手厚く扱われていることが分かっている病院または医師を選んでください。

医療機関で診てもらうときには、薬を服用したことを医療者に伝える必要はありません。 ただ、流産しかけているようだと言えばいいのです。  流産の合併症の徴候や治療は、中絶の治療と全く変わりがありません。

ミソプロストールは、服用してから数時間以内であっても血液や体液から検出されることはありません。  病院側が、この流産を引き起こすために女性が薬を服用したかどうかは検査で分かると主張したとしても、それは事実ではありません。 55

  • 痛み止めは使えるの? いつのむの?

    薬による中絶の最中に最も効果がある痛み止めはイブプロフェンで、この薬は中絶の過程にまったく影響を及ぼしません。   27,28, 29   イブプロフェンは、ミソプロストールを服用する前でも後でも使えます。   アセトアミノフェン(パラセタモール)またはナプロキセンなどの 非ステロイド性抗炎症 薬 ( NSAID )も使用できますが、イブプロフェンほどの効果は期待できません。 痛みをやわらげるためには、お湯を入れたボトルや温めたパッドでからだを温めたり、快適な姿勢で座ったり横になったりして、音楽を聴き、本を読んだり映画を観たりして過ごし、友人や家族に支えてもらいましょう。   15 続きを読む »

  • 薬をのんだ後に嘔吐したらどうなるの?

    しょっちゅう吐き気がする人で、薬を吐いてしまうのが心配だったら、中絶薬の服用前に嘔吐や吐き気を押さえる薬(   制吐剤 と呼ばれます)を服用しておいてください。制吐剤としては、中絶の進行をさまたげないドンペリドンまたはメトクロプラミドをお勧めします。 ミフェプリストン   の服用後、 1 時間半も経たないうちに吐いてしまった場合には、薬の作用が弱まるおそれがあります。たとえ吐いてしまっても、そのまま続けてミソプロストールを服用して構いません。ミフェプリストンを服用後、すぐに吐いてしまった場合には、ウィミン・ヘルプ・ウィミン〔 WHW 〕にご連絡ください。 ミフェプリストンを服用後、 1… 続きを読む »