以下の条件にあてはまっても薬による中絶を行えます:

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  • 血液型がRh陰性(Rh-)です

    人間にはさまざまな血液型があります。ほとんどの人は Rh 陽性( Rh+ )と呼ばれるタイプです。 妊娠した女性が Rh 陰性で、胎児が Rh 陽性である場合、血液型不適合が生じます。 Rh 陽性の胎児の血液が Rh 陰性の女性の血流に流れ込むと、女性の免疫系が胎児の赤血球を異物とみなし、抗体を作り出します。そのため、今後の妊娠に問題が生じることがあります。 22 妊娠 63 日( 9 週)までの妊娠早期は、血液型不適合の問題が生じることはありません。この場合、女性と胎児の Rh タイプが違っていても、注射をしたり、治療を受けたりする必要は全くありません。   1 妊娠 9… 続きを読む »

  • 多胎妊娠をしている(双子の場合など)

    多胎妊娠の場合でも、妊娠を終わらせるための薬剤は変わりません。服用のしかたも単胎の妊娠の場合と全く同じです。 15 続きを読む »

  • 授乳中です

    母乳に流れ込むミソプロストールはごく微量であるため、乳児が吸い込む量は微々たるものであり、母乳を吸っている子供に悪影響が生じることはまずありません。 15 特に予防措置をとる必要もありません。 23 続きを読む »

  • 過去に帝王切開を受けたことがあります

    妊娠初期に行われる薬による中絶の安全性と効果は、過去に帝王切開を受けていても影響を受けません。 15 続きを読む »

  • ふとりすぎ又はやせすぎです

    どんな体重の女性であっても、妊娠を終わらせるために使われる薬剤は同じで、服用のしかたも変わりません。どんな体重、身長、サイズの女性に対しても、中絶薬は全く同じように作用します。 15 続きを読む »

  • とても若い又は高年齢である

    思春期であろうと高年齢(たとえば 35 歳超)であろうと、中絶薬を用いてはならない理由にはなりえません。中絶薬はあらゆる年代の女性に対して同じように作用します。   続きを読む »

  • HIV陽性です

    HIV 陽性の女性でも中絶薬を使えます。ただし HIV 陽性の女性は感染のリスクが高いため、中絶薬の服用後に抗生剤を用いてください。 また HIV 陽性の女性は、特にマラリアに感染していたりある種の抗レトロウィルス剤で治療していたりする場合には、貧血になるリスクが高いため、貧血予防の鉄剤を用いることができます。ただし薬による中絶を行った後に非常に大量の出血がみられた場合には、ただちに医師の診察を受けてください。詳しくは 合併症の徴候 を参照してください。 1,24 続きを読む »